アイデアのちから - 前編 -
こんにちは。二等兵です。
今回は前回の続編である
「相手の記憶にやきつくアイデアを作る6つのルール」の中の
3つを紹介したいと思います。
①単純明快である
アイデアに限らず相手へ伝えたいことがある場合、
「自分は何を伝えたいのか」という「核」を見つけることが
何よりも大切な作業になります。
ここで僕たちが直面するのが「知の呪縛」です!
◆知の呪縛
自分の知っていることを相手が知らないと想像できないこと
自分が相手に何かを伝えたい場合、この呪縛を意識し伝える
ことの優先順位を考えることで相手に伝わりやすくなります。
さらに、伝え方にも工夫が必要です!
自分が本当に伝えたい情報の核と、そこに簡潔さを加えることによって
まるで古来から伝わることわざのような単純明快で情報の密度の濃い
アイデアが生まれます。
※ここで注意してください。
いくら簡潔であっても予測にも判断にも役に立たない
メッセージには何の価値もありません。
(例)株主利益の最大化 ❌
最格安航空会社 ⭕️(核+簡潔)
②意外性
意外性=驚き+興味で成り立ちます。
(1)驚き
驚きを与える=「先が読めてはいけない」ということです。
また既存のイメージを打破するような常識破りな考えも必要です。
具体的に言うと相手に最初は
「はあ?なんだそれは?」
と思わせておき、アイデアを説明した後に
「なるほど!そういことか!」
と納得させるようなものがベストです。
そのためにもあなたの頭の中の常識は大敵だと意識してください。
(2)興味
興味とは言い換えると「関心」になります。
ここで重要になるのは、アイデアを提案する人に
どんな疑問をもたせたいかということです!
人間が好奇心を感じるのは自分の知識に隙間があるからであり
この隙間は苦痛を生みます。
そのため人はあらゆる手段を使ってこの隙間を埋めようとします。
(通称「隙間理論」といいます)
ポイントは
相手の中に意図的に隙間を作ること!
意図的に資料に空白を作ったり、直接相手に知識を
問うような質問をすることで
相手の脳内に隙間を作ることが可能です。
以上、驚き+興味を引く準備が整ったら、
あとは一歩ずつ進めるのではなく劇的に進めましょう!
「人間を月で歩かせます」
→月面を人が歩く!?(驚き)
+
一体どうやって?(興味)
③具体性
よく「具体的に!」という言葉が大声で叫ばれていますが
そもそも我々はなぜ抽象的な思考しかできないのでしょうか?
それは僕たちが
「つい具体的にすることを忘れてしまうから」です!
ここでも上で説明した「知の呪縛」の呪いが発動します。
人間は自分が知っていることを他人は知らないかもしれないと
考えることを怠る性質がデフォルトで備わっているため
この程度のこと説明しなくてもわかるでしょ、と安易に
考えてしまいがちなのです。
この呪いを解除し具体性のある良質なアイデアを出すためにも
「相手はこの知識に関しては無知なんだ!」と思って
説明を行うようにしてください!
その際に相手の記憶にひっかかるような仕掛けを用意しておくと
相手の記憶により一層長く残るようになります。
具体的には鮮烈なエピソードや数字などがいいでしょう。
以上、単純明快、意外性、具体性の3つをご紹介致しました!
これらはアイデアを出すときに限らず、日常の人間関係でも
応用可能な知識です。ぜひご活用ください。
それではまた。